ドメイン移管とは？どのような手続きが必要なのか | WordPress(ワードプレス)の移転、サーバーの移行の代行なら【サイトの引越しサービス】

ドメインの移管とは、簡単に言うと「ドメイン管理会社を変更すること」です。
例えば、ホームページを別のサーバーに移転する場合や、サイトの所有者が変わる場合、または、より条件の良いドメイン管理会社へ移行したい場合などに、ドメインの移管が必要となります。

ただし、ドメイン移管の手続きを誤ると、再申請が必要になり、想定以上に時間がかかることがあります。そのため、事前に正しい手順を理解し、慎重に進めることが重要となります。

今回は、ドメインとサーバーの基本的な仕組みをふまえながら、ドメイン移管の流れや注意点について分かりやすく解説していきます。

1.ドメインとサーバーの関係

ドメインとサーバーの関係を分かりやすく示すために、1つの図にまとめました。
この図を参考にしながら、ドメインとサーバーの役割や関係性についてご説明します。

server-domain

「ドメイン」とは、「インターネット上の住所」にあたるものです。
一方、「サーバー」はWebサイトのデータやメールを保存し、ユーザーがアクセスできるようにする「土地」に相当します。

ドメインの管理はドメイン管理会社が行い、サーバーの管理はサーバー管理会社が担当しています。
これらはそれぞれ別々に管理されているため、ドメインの管理会社とサーバーの管理会社を別々に変更することも可能です。

ただし、ドメイン移管とサーバー移転を同時に行うと、設定ミスやトラブルが発生しやすくなるため、おすすめできません。
スムーズに移行するためにも、ドメイン移管はサーバー移転の前後どちらかのタイミングで行い、決して同時に実施しないようにしてください。

ドメイン移管にかかる費用は、ご利用の管理会社やドメインの種類によって異なります。一般的には1,500円～3,500円程度が目安となります。
なお、移管手続きを行うとドメインの有効期限が1年間延長されるため、実質的には更新費用を前払いする形になり、移管費用が追加で発生するわけではありません。

移管手続きには、通常数日から1週間程度かかります。ただし、申請内容に誤りがある場合は、さらに時間を要する可能性がありますのでご注意ください。

また、多くの管理会社では、移管に関する承認メールを受信後4～7日以内に承認する必要があります。
この期間を過ぎると、申請を最初からやり直さなければならない場合がありますので、メールを見落とさないようご注意ください。

ここでは、ドメイン移管の大まかな流れをご紹介します。
具体的な手順については、ご利用のサーバー会社またはドメイン管理会社が提供するマニュアルをご確認のうえ、手続きを進めてください。

移管元で下記の設定を確認し、必要に応じて変更します。

なお、移管の際の承認メールは、Whois情報にドメイン登録者連絡先として登録されているメールアドレス(registrant contact)宛てに送信されます。そのメールアドレスが現在受信可能である必要があります。
もしメールが受信できなければ、受信できるメールアドレスに変更する必要があります。

ドメインを移管する先の指定事業者に、移管先へドメインの移管申請を行います。

移管手続きを進めると、Whois情報に登録されているメールアドレス宛に、移管承認のメールが送信されます。（送信元は、移管元のレジストラまたは移管先の指定事業者となります。）
メールの内容を確認し、問題がなければ「移管を承認する」または「確認」ボタンをクリックし、承認手続きを完了させてください。

移管手続が完了すると、移管先の指定事業者から、完了通知メールが送付されます。
ただし、処理が完了するまで1週間前後かかることがあります。

下記の条件の場合、ドメインは移管出来ないのでご注意ください。

ご自身でドメインの移管を行うのが難しい、不安であれば、弊社にご依頼ください。
ドメインの移管は1ドメインにつき1万円にて対応いたします。