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WordPressのメールフォームプラグイン「MW WP Form」は、2023年9月をもって開発が終了しました。
そのまま使用を続けると、WordPressのアップデートにより正常に動作しなくなったり、メールが届かなくなったりするなど、さまざまな不具合が発生する可能性があります。 また、更新が停止したプラグインを使い続けることは、セキュリティ上のリスクが高いため、できるだけ早めに別の手段へ移行することをおすすめします。

この記事では、MW WP Formの代替となるプラグインやメールフォームサービスをご紹介します。
それぞれ特徴が異なり、メリット・デメリットがあるため、自身の用途に合ったものを慎重に選び、導入してください。

  1. Snow Monkey Forms
  2. Contact Form 7に確認画面を付ける
  3. 外部のメールフォームサービスを利用する
  4. PHPのメールフォームを埋め込む

初心者の方には1や2を、カスタマイズ性を求める開発者の方には3や4をおすすめします。

1.Snow Monkey Forms

比較的シンプルなメールフォームが必要な場合には、プラグインのSnow Monkey Formsがおすすめです。

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Snow Monkey Formsの開発者はMW WP Formと同じ北島氏です。
Snow Monkey Formsでは全面ブロックエディターを使いますが、機能的には似ている点も多いです。

Snow Monkey FormsはMW WP Formのように細かいカスタマイズができません。
ブロックエディターを使ってサクッとフォームをつくるのには最適なメールフォームと言えます。

注意点

入力・確認・完了画面が全て同じなので、完了画面を別のURLに飛ばせません。
⇒以下の方法で完了画面を別ページにリダイレクトできます。ただし、JavaScriptによるリダイレクトのため、瞬間的に完了画面が表示される点に注意が必要です。

https://snow-monkey.2inc.org/forums/topic/snow-monkey-formsの完了画面を別ページに設定するには/

2.Contact Form 7に確認画面を付ける

Contact Form 7に確認画面を付けるには、プラグインのContact Form 7 Multi-Step Formsを利用します。

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以前は他にも確認画面のプラグインがありましたが、現在メンテナンスされているのはContact Form 7 Multi-Step Formsだけです。

注意点

  • Contact Form 7とContact Form 7 Multi-Step Formsの開発者は違うので、どちらかのプラグインのメジャーアップデート時に不具合が生じる可能性があります。アップデートは慎重に行うようにしましょう。
  • Contact Form 7 Multi-Step Formsのプラグインが更新されている間は問題ありませんが、更新されなくなると何らかの不具合が生じます。その場合は別のプラグインを利用するようにしてください。
  • Contact Form 7はMW WP Formに比べてレイアウトの自由度が低く、一部レイアウトを変更する必要があるかもしれません。

プラグインを利用しない方法

Contact Form 7用にjavascriptで確認画面を付けることも可能です。
ある程度javascriptの知識が必要です。javascriptを追加するだけなので、WordPressやプラグインのアップデートの影響を比較的受けにくいと考えられます。作り方は下記のサイトをご参考ください。

4.外部のメールフォームサービスを利用する

外部のメールフォームサービスのAPIを使ってメールフォームを作成します。
主に以下のようなサービスがあります。

  • formrun:有料プランなら確認画面あり
  • SSGform:月100件までなら無料。何サイトでも利用できる
  • HyperForm:月100件までなら無料。フリープランでは1つしか作れない。

なお外部のメールフォームサービスなので、WordPressのアップデートに依存せず、メンテナンスが不要です。

注意点

外部のメールフォームサービスで無料のものは月に受信可能なメールの件数が制限されています。
また多くのものに確認画面がないので、javascriptで確認画面を作成する必要があります。

5.PHPのメールフォームを埋め込む

PHPのメールフォームは数多く存在するので、それをWordPressに埋め込んで使います。
1~4に比べるとカスタマイズの自由度が高いので、PHPに詳しい方へおすすめします。

マニュアルが充実しているものがあれば、初心者の方も使いやすいのではないかと思います。

注意点

  • PHPの基本的な知識が必要
  • メールフォームのアップデートやPHPのアップデートなどに対応する必要があるので、運用の面で一番手間がかかると言えます。