WordPress6.0に自動更新されてしまった
2022/5/25 の朝、WordPress6.0のリリースが行われました。
早速アップデートされた方もいるかもしれませんが、メジャーアップデートなので少し待った方が良いでしょう。
WordPressのメジャーアップデートは大幅な仕様変更あり、バグも多いからです。またプラグインが対応していないことも多いので、すぐにアップデートするのは危険です。
次のマイナーアップデート(6.0.1)の時に、それらのバグが修正されてプラグインも対応してきます。したがってメジャーアップデート後のマイナーアップデートの時にアップデートすることをおすすめします。
もちろん弊社でもそのようにしていますが、今朝メールを見て焦りました。
WordPress6.0にアップデートしたというメールが届いていたのです…。
WordPressのメジャーアップデートは自動更新で行われないものだと認識していたので、大変驚きました。
ただ今回は全てのWordPress がアップデートされているのではなく、ここ 1 年以内に新規インストールしたものだけのようです。
あらためてネット上で調べてみると、WordPress5.6から新規インストールしたWordPressは、メジャーバージョンの自動更新が最初から有効になっていました。
- https://ja.wordpress.org/support/topic/wordpress-5-8%E3%81%AB%E8%87%AA%E5%8B%95%E6%9B%B4%E6%96%B0%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%A3%E3%81%9F/
- https://make.wordpress.org/core/2020/11/24/core-major-versions-auto-updates-ui-changes-in-wordpress-5-6-correction/
WordPress の管理画面の更新部分をよく見ると、自動アップデートの表記が 2 つになっています。
あまり目立たないのでつい見逃してしまいますが…。
今回自動アップデートされた WordPress の管理画面
「このサイトはWordPressの新しいバージョンごとに自動的に最新の状態に保たれます。」が有効になっていますが、少し分かりにくいです。
今回自動アップデートされていない WordPress の管理画面
「メンテナンスリリースとセキュリティリリースのみの自動更新に切り替えます。」が有効になっています。
メジャーバージョン自動更新の切り替え
切り替え方法は簡単です。 「メンテナンスリリースとセキュリティリリースのみの自動更新に切り替えます。」をクリックしてください。
「このサイトは WordPress のメンテナンスリリースとセキュリティリリースのみで自動的に最新の状態に保たれます。」が有効になっていれば、OK です。
最後に
WordPressのセキュリティを重視するなら、WordPress のメジャーバージョンの自動更新を有効にし、常にWordPressを最新バージョンにしておくことが望ましいです。ただ、WordPress サイトを管理、運営している方にとっては、予期せぬ不具合を起こす原因となるので、あまり望ましいものではありません。この機能は無効にした方が良いでしょう。
なお、WordPressやプラグインのアップデートによる不具合等が心配な方は、是非弊社のWordPressの保守管理サービスをご利用ください。月額 5,500 円にてWordPressの保守管理を行っております。