WordPressのセキュリティを強化するためにはどんな対策が必要でしょうか? 一般的には以下のような対策をされている方が多いのではないかと思います。

  • WordPressのログインパスワードの複雑化
  • SiteGuardなどのセキュリティプラグインのインストール
  • サイトのSSL化
  • サイトの定期バックアップ
  • レンタルサーバーのWAFなどセキュリティ向上機能を利用

これらの対策はサイトのセキュリティ強化に効果はありますが、十分ではありません。 なぜならハッカーは主にWordPressやプラグインの脆弱性を狙って攻撃を仕掛けてくるからです。 上記の対策をしていても脆弱性を狙う攻撃を防ぐことができません。

WordPressとプラグインの定期更新が必要

「WordPressやプラグインの脆弱性を狙われないようにするためにはどうすればいいのでしょうか? その答えは、WordPressとプラグインを定期的にアップデートすることです。

WordPressやプラグインのアップデートには、新機能の追加や既存機能の改善に加えて、脆弱性を修正するためのセキュリティアップデートも含まれています。そのため、常に最新のバージョンにしておくことが重要です。

最初は頻繁に更新していたものの、気づけば更新を忘れてしまった方もいるかもしれません。また、プラグインの更新時に不具合が発生し、その経験から更新を躊躇している方もいるでしょう。しかし、WordPressやプラグインの定期的な更新は必須です。セキュリティリスクを回避するためにも、更新を怠らないようにしてください。

WordPressとプラグインの更新頻度については、サイトの更新頻度やアクセス数によって異なりますが、一般的なサイトの場合は、月に1回程度の更新を目安にすると良いでしょう。

プラグインの脆弱性が最も狙われやすい理由と対策

WordPressのセキュリティアップデートは自動で行われる設定がデフォルトとなっていますが、メジャーアップデートや特定の状況では手動での更新が必要となる場合もあります。

実際に一番狙われやすいのはプラグインの脆弱性です。一つのプラグインの脆弱性が見つかると、世界中の多くのサイトが甚大な被害を受けていることも認識しておかなければなりません。

プラグインの管理に関する注意点

プラグインは、WordPress本体を開発している組織が管理しているわけではなく、それぞれのプラグイン開発者や企業によって管理されています。そのため、必ずしも継続的にアップデートされるとは限りません。中には、開発が停止し、長期間アップデートが行われていないプラグインも存在します。

1年以上更新が止まっているプラグインは利用を停止することを検討してください。その際、代替となるプラグインを探すか、同様の機能を持つ別のプラグインに移行するのが望ましいです。

プラグイン利用のポイント

  • プラグインの数を減らす:使用するプラグインを可能な限り絞ることで、セキュリティリスクを低減できます。
  • 使っていないプラグインは削除:インストールしているだけでも、プラグインが攻撃を受ける可能性があります。有効化していないプラグインも含め、不要なものは速やかに削除しましょう。

最後に

WordPressは、無料で利用でき、さまざまな機能を簡単に実現できる便利なツールです。しかし、実際にWordPressサイトを運用するとなると、幅広い知識が求められ、予想以上に手間がかかることもあります。 「自分でサイトを管理するのは難しいかもしれない」と感じられた際は、ぜひお気軽に弊社へご相談ください。プロフェッショナルなサポートでお手伝いいたします。