WordPressはプラグインやテーマを追加することで簡単にいろんなサイトが作成できますが、WordPressのサイトを使い続けていくとなると、様々な知識が必要となり、思った以上に手間がかかることをご存知でしょうか?

私も長い間WordPressを使っていますが、特にここ5年くらいはWordPressをとりまく環境も大きく変わりました。SEO、常時SSL化、サイトのレスポンシブ化、phpのアップデート、mySQLのアップデート、そしてWordPress5になって新エディターGutenbergになるなど盛りだくさんです。

WordPressを使い続ける限りずっとこのような問題に対応していくことになるのですが、具体的にこの5年間で私が行ってきたWordPressのメンテナンス作業についてご紹介させて頂きます。

  1. WordPress、プラグイン、テーマのアップデート
  2. wordpressの仕様変更
  3. wordpressの動作環境
  4. webサイトに関わる環境の変化

1.WordPress、プラグイン、テーマのアップデート

WordPress、プラグインに関しては日々アップデートされているので、更新のお知らせ等をまめに確認しましょう。またIPAの重要なセキュリティ情報などセキュリティに関するアナウンスも日々チェックしておくことも大事です。

WordPress本体のアップデート

WordPressは標準で自動更新機能がありますが、全てが自動更新されるわけではありません。マイナーアップデートは自動ですが、メジャーアップデートは手動で行う必要があります。

WordPressアップデートの違い

  • メジャーアップデート:4.2 → 5.0など、仕様の大きな変更
  • マイナーアップデート:4.8 → 4.9など、新機能の追加、仕様の更新など

プラグインのアップデート

WordPress以上に狙われやすいのが、プラグインの脆弱性狙ったものなので、特に注意しましょう。
プラグインのアップデートは基本的に手動で行うので、なるべくまめに更新する必要がありますが、プラグインを多く入れるとそれだけ狙わる危険性が高くなってしまいます。 またプラグインの数が多いほどWordPressの処理が遅くなるので、プラグインは多くても20個ぐらいにしましょう。

テーマのアップデート 

利用しているテーマに脆弱性が見つかることがあるので、ちゃんとアップデートしましょう。
使わないテーマも狙われることがあるので、削除しておきましょう。

アップデート時に発生する問題

WordPressやプラグインのアップデート時に問題が発生し、エラーが表示されたり、サイトが表示されなくなることがあります。
プラグインが対応していないなかったり、最新のプラグインのバグであったりするのが原因です。その場合は一時的にプラグインの利用をやめるか、1つ前のバージョンに戻してしばらく様子を見てみましょう。プラグイン側のバグが解消されているかもしれません。

なお、本番のサーバーでアップデート時にエラーが表示されると困るという場合は、本番サーバーと同じ環境を用意し、充分にテストを行ってから本番サーバーのアップデートすることをお勧めします。

2.wordpressの仕様変更

どのCMSでもありますが、5年に一度くらいに大幅な仕様変更があります。既存のデータを引き継いでくれる場合もありますが、プラットフォーム自体が変わってしまうこともあります。
今回、WordPress5.0で採用されたエディターのgutenbergは大幅な仕様変更で、かなり影響が出ます。
説明すると長くなるので、以前に掲載した記事をご覧ください。

WordPress5.0でGutenbergになると何が変わるのか?既存のサイトはどうすればいいのか?

3.WordPressの動作環境

WordPressを利用しているサーバーに関わる環境もアップデートされています。頻繁に大きな変更が行われるわけではありませんが、数年に1度のは何らかのアップデートが行われますので、サーバーの管理会社からのアナウンスも注意しましょう。

ご利用のサーバーによって異なりますが、主に下記の2点の変更がWordPressと大きく関わっています。

  • PHPのアップデート
  • データベースのアップデート

PHPのアップデート

PHPのバージョンはサポート期限が決まっており、PHP5のセキュリティサポートが2018年12月に終了しています。

http://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/1811/21/news07.html

サーバー会社がサポートしている間はPHP5を使い続けることができますが、2020年中にPHP5が使えなくなるところがあるので、php7への対応はなるべく2019年度中に行っておきましょう。

なお、php5からphp7への移行で、大幅に仕様が変わっているので、注意が必要です。WordPressを構築する際に、テーマやプラグインのカスタマイズだけを行っている場合は、さほど影響がありませんが、phpのコードを使っていろいろカスタマイズを行っている場合は、エラーコードが表示されたり、該当箇所が全く表示されないこともあります。phpに関する知識があれば対応できると思いますが、そうでない場合はWordPressを構築した会社等に依頼しましょう。

データベースのアップデート

データベースのアップデートで注意すべきは、データベースの文字コードです。 データベースのアップデートの際に、古いデータベースから新しいデータベースへデータを移行しますが、文字コードが異なると移行が上手く出来ません。 最近はデータベースの文字コードにUTF-8を使いますが、古いサイトではまれにEUCで保存されていることがあります。

4.webサイトに関わる環境の変化

ここ5年くらいでwebサイトに関わる環境が大きく変化しました。主に以下の3つの点です。

  1. レスポンシブデザイン
  2. 常時SSL
  3. サイトの高速化

中でも特にサイトのレスポンシブ対応が大変でした。ほとんどのサイトを一から作り直す必要がありました。サイトのデザインが変わったのはもちろんですが、今まで使っていたWeb制作の手法も大幅に変わりました。私自身もレシポンシブデザインの使い方を確立するのに2,3年ぐらい迷走していたような気がします。このようなウェブサイトの大きなトレンドの変化は、頻繁に起こるものではありませんが、常に変化していくものと理解し、ある程度の変更に対応できるようなフレキシブルな構成にしておくことが理想的です。

まとめ

これまでの点を考えると、WordPress初心者の方やWebに詳しくない方が、WordPressを使い続けていくことはかなり難しいと言わざる終えません。 WordPressで何か問題が起こった時は、自分で何とかしなければならないからです。

自力でWordPressを管理するのが難しいようなら思い切ってWordPressをやめてwixやJimdo、ブログなどのWebサービスを利用する方が賢明でしょう。月々の利用料はかかりますが、WordPressを運用しているサーバー費用やメンテナンスにかかる手間を考えるとさほど変わりませんし、その方が安全性が確保できます。

WordPressのデータの移行がとても大変だったり、SEOなどの理由でどうしてもWordPressを使い続ける必要がある場合は、WordPressに詳しい制作会社やシステム会社にメンテナンスを依頼する方が良いでしょう。

もちろん弊社でも、WordPressのセキュリティ対策やメンテナンスに関わるご相談にも対応しますのでお気軽にご相談下さい。

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